2010-11-22

MacVim-KaoriYa 20101122

MacVim-KaoriYa 20101122版をリリースしました。

http://code.google.com/p/macvim-kaoriya/

http://macvim-kaoriya.googlecode.com/files/macvim-kaoriya-20101122.dmg

MacVim-KaoriYaのMacVimメニューの「アップデートを確認」よりアップデートをお試しくださいませ。

Vim 7.3.63、香り屋パッチ 20101118ベースです。今回は、さらにMacVim-KaoriYaだけの改善がいくつかあります。


■変更点


■netrw scp 要パスワード時にダイアログ表示追加
:e scp://リモートホスト名/パス によりscpを使ってリモートホストのファイルを開くことができますが、今までのバージョンではパスワードの入力が必要だった場合開くことができませんでした。本バージョンより、パスワード入力のためのダイアログが表示されるようになります。scpの機能(SSH_ASKPASS)とシェルスクリプト(macvim-askpass)により実現されています。

■実験的レンダラの文字コード変換失敗時例外対策
実験的レンダラ使用時に、:makeなどの外部プログラム実行時にUTF-8以外の文字列を表示しようとした場合、MacVimが突然終了してしまう不具合がありましたが、本バージョンでは、そのような文字列部分を無視するように対策しました。:makeなどの外部プログラム実行の際は、表示結果をiconvなどでUTF-8に変換することをオススメします。

■IM on/off切り替え時のCursorIM即時反映
IM on/off切替時のイベントを監視するように変更しました。.gvimrcに

highlight CursorIM guibg=Purple guifg=NONE
のように設定することで、IM on/off状態によりカーソルの色を変更することができます。なお本変更はすでにMacVimに取り込まれています。

vimproc shared libraryのみ同梱
VimShell pluginに必要となるvimproc pluginのうち、ビルドが必要なproc.soだけ同梱しました。同梱されているのはproc.soのみとなりますので、他のplugin同様vimproc plugin自体(vimスクリプト部分)のインストールが必要となります。

■実験版プロポーショナルフォント表示対応
実験的にプロポーショナルフォントを使用できるようにしてみました。あくまで実験ですので、カーソル位置がおかしいなどの不具合が含まれています。

  • 「実験的レンダラを使用する」のチェックを外す(実験的レンダラでは使用できません)
  • プロポーショナルフォントを指定する
  • プロポーショナルフォントを使用する設定をON

例:

set guifontwide=
set guifont=AppleGothic\ Regular:h14
set macproportionalfont


■Ruby 1.8/1.9両対応
両対応予定でした... 7.3.058の変更によりRuby 1.9のdynamic loadingができなくなりました。対応検討中です。

2010-11-02

MacVim-KaoriYa 20101102

MacVim-KaoriYa 20101102版をリリースしました。

本バージョンではデフォルトでRuby拡張が使用できません。.vimrcに以下の行を追加する必要があります。

let $RUBY_DLL="/usr/lib/libruby.dylib"


http://code.google.com/p/macvim-kaoriya/

http://macvim-kaoriya.googlecode.com/files/macvim-kaoriya-20101102.dmg

MacVim-KaoriYaのMacVimメニューの「アップデートを確認」よりアップデートをお試しくださいませ。

Vim 7.3.47ベースで、MacVim snapshot 55相当です(MacVimのChangeLog)。

Vimのバグ修正(skk.vimでのCTRL-Gでアプリケーション終了など)が含まれています。